リビングストーン5にはルームミラーはありません。
キャンピングカー全般に言えることですが、キャンピングカーには一般的な乗用車には無いベッドや家具・カーテンなどが架装されているためルームミラーがあったとしても車両後方を確認することはほぼできません。
それでも走行中に後部座席の確認はできるので子どもたちの状態を見たりするにはあった方が便利なものなんですが、このリビングストーン5にはなぜか取り付けられていません。
問い合わせてみるとリビングストーンは元々装備されていないとのこと。 ですが、ローラーチームの他シリーズ(ZEFIRO/RIVIERA)では標準装備されています。
とは言え、一応フロントガラス上部にはルームミラーを取り付けられるベースがあるので後付けはできそうです。

しかもルームミラー単体を在庫で持っているとのこと、あっさりとルームミラーは確保できました。最初から付けておいてよ・・・とちょっと思ったり(笑
今回取り付けたのは
AUTO-VOX – V5
という既存ルームミラーに上から被せるタイプのモニター付きのルームミラーです。
最近の国産車でもオプション選択できるスマートルームミラー(メーカーによって呼び名は異なります)の後付けタイプの製品です。
ただ、メーカーオプション品とはちょっと違います!
- リアカメラの画像をモニターに表示させることで車内を通り越して車両後方が見える。
- ミラー本体にフロントカメラが内蔵されており、フロント側ドライブレコーダーとして使用できる。
- リアカメラの画像を録画して、リア側ドライブレコーダーとして使用できる。
これすごくないですか!?
スマートルームミラーなので車内に荷物を詰め込んだ状態だろうが、定員フル乗車だろうが、車内の状態はお構いなしで車両後方を見ることができます。
この製品はそんなことは当たり前、さらにフロントカメラとリアカメラから画像を取り込んで前後のドライブレコーダーとしても使用できる優れものなんです。
開梱から取り付けての動作確認
早速取り付けていきたいと思います。
まずは外箱。
2万円を切る製品とは思えない立派な箱に収納されています。

箱からいきなりの取り付け完了!
リアカメラはナンバー横に取り付けました。本当はもう少し高い位置(リアウィンドウがある位置くらい)に取り付けたかったんですが、最適な取付場所が無かったのでここにしました。

位置的には乗用車のヘッドライト高さよりちょっと高いかな?というくらいなので、光が直に当たってしまう夜間は条件が良くはありませんが、ルームミラーとしての機能は果たせるので良しとしましょう。

今回はキャンピングカーと言うこともあり、本体付属のケーブル(全長8m)では余裕が無かったので延長ケーブル(2.5m)を1本使用しています。
画像はこれだけです(笑
取付作業は2人掛かりで半日ほどかかりました。
なんせ、相手はキャンピングカーなので内張を剥がすのも一苦労ですし、配線を通す場所も奥まった場所にあるので非常に作業性が悪く、撮影する余裕もありませんでしたしお見せするほどのものでもありませんしね。
もちろん配線は極力見えないように通しているのでほとんど違和感は無いかと思います。
取り付けたスマートルームミラーはこんな感じです。

点灯すると最初にロゴが表示されます。
ちなみにモニターはミラー部全面となります。

その後、リアカメラの画像が映ります。
設定で変えられますが、ルームミラーとしての役割なので基本的にリアカメラを常時表示させています。

フロントカメラに切り替えるとこんな感じですね。
ミラー本体の横に出っ張っているものがフロントカメラのユニットになります。カメラ自体は上下左右自由に向きを変えられるので車に合わせて調整できますよ。

サンプル映像

前車のナンバーは読み取ることができますが、走行中の対向車のナンバーは認識できませんでした。


ヘッドライトが当たった部分は白飛びして見えにくいですが、番号はかろうじて認識できます。

ナンバーもドライバーの顔も認識できます。走行中の車間距離だと認識は難しいですね。
ヘッドライトの正面にカメラが位置しているのでライト部が非常に明るく写りますが、車の存在はわかるので本来の目的であるルームミラーとしての役割は十分果たせます。
さいごに
ということで、今回はリビングストーン5にスマートルームミラー(ドライブレコーダー兼用)を取り付けてより安全・安心にお乗りいただけるようカスタムしてみました。
バンコン・キャブコンにかかわらずキャンピングカーはだいたい後方視界はゼロと思われますので、2万円程度で改善できると考えればこちらの商品はキャンピングカーオーナーには是非ともお勧めしたい商品です。